錨のマインドセット
大人になればなるほどマインドセットを変えるのは非常に難しい事です。
何故かと言うと幼い時に(7歳まで)に教えられた概念、観た光景や言葉というのは一生付いてくるものだからです。
大人になってから親が自分に発していた言葉を自分が発していると気付いた時にハッとした時はありませんか?? もしくは行動でもあるかもですね。
理由は7歳までは脳波が基本シータ波(θ)の状態のため、脳の蓋が開いているような状態で入ってくる情報を潜在意識にドンドン処理していくからと言われています。
そして7歳を過ぎるとこの蓋は閉まってしまい、あなたのマインドセットを作り上げます。
人間は1日の中でどれぐらいの考え事をすると思いますか???
なんと約5万〜7万個の考え事をするらしいです!(最近のリサーチでは6,200という数字もありますが・カナダ クイーンズ大学)
いずれにせよ多い事には変わらないですね。
そしてその中で昨日と同じ事を考えているのが約95%と言われています‼️(これもまた91%というリサーチもあります)
要するに昨日とほぼ同じ事を考えているという事は、今日も昨日と同じ決断や判断、発する言葉や行動は自分が意識をしない限り一生変わらないという事です。
私も悪いマインドセットを絶つためには日々意識をしながら様々な方法で自分のマインドセットを書き換えようと努力しています。
ほんと、なかなか難しいもんですね・・・❗️
継続してやり続けて「習慣」になってこそやっと変化が出てくるものなので頑張ります。
サッカーでも、子供を教える時、チームに戦術を落とし込む時、選手と話す時にも「オートマチック化が出来るように」という部分は凄く意識してやっています。
もちろん上手くいかない場合は多々あるので日々勉強ですが・・・
表題の「錨のマインドセット」ですが船の錨と一緒で、人生で何かが起こった時や振り回されそうになった時にマインドセットを正常な位置に戻してくれます。
但しこの錨にどのような「信念」や「哲学」を備えるかによって大きく変わります‼️
そしてその「信念」や「哲学」は先ほど言った7歳までのマインドセットで出来上がっているので相当意識しないと変えれません。
大人になるとシータ波にいる時間帯は起きた直後と寝る寸前と言われているのでこの時間帯をどう使うかによって書き換える事が出来ます。
アファーメーションをするならばこの時間帯が最適という事ですね。
さて、「錨のマインドセット」をどう使うかという事ですが例えばレストランで店員さんが間違って違う料理を持って来た時にあなたならどう対応しますか?
錨のマインドセットが
「ミスは許されない」の人と
「ミスは誰にでも起こり得る」の人での対応は変わってくると思います。
・店員さんに怒鳴り散らす人
・店員さんに冷静、もしくは丁寧に注意をする人
・店員さんに申し訳なく訂正しながらもやはり料理は変えてもらう人
・何も文句を言わずに持って来てくれたものを食べる人
そしてこの行動はおそらく幼い時に見てきたモノで植え付けられています。
但し大人になっても必ず良い方向に変えれます。何歳になってもです!
同じくレストランでもっと極端な例を出すと、「日本人はお断りです」と入店すら拒まれた時はどう対応しますか??
錨のマインドセットが
「この世の中にいる人間は全て優しい心を持っている」だった場合と
「世の中には嫌な人間が必ずいる」
もしくは、「日本人や私は嫌われている」という場合はむしろそういう風な出来事を自分の考えやマインドセットが引き寄せている、もしくは作り上げているとしたらどうでしょうか。
やはり未来は自分が作るものだと思います。
私の一つの「錨のマインドセット」は以下の通りです。
人生どんな事があっても「美しい境界」の人間でいる。
正直どんなマインドセットであろうが、色々な事が起こり得るのが人生だと思います。
要はその時にどういう対応が出来る人間なのかだと思います。
心を鍛えないとダメですね。
契約解除後の1週間は悔しさや不安感が唯より冷静さを保てなかったですが、自分自身の「錨のマインドセット」によって航海を彷徨う事なく方向を正せる事が出来ました。
「世界トップレベルの指導者になる」
そのために通らなければいけない道だったと思います。
日本人選手がバロンドールを取る日はまだまだ遠いかもしれませんが近年確実にヨーロッパで活躍する日本人選手は増えましたね‼️
いつかヨーロッパで多くの日本人監督が活躍してヨーロッパのトップチームを導いている姿を想像しています。
10年後はどうなっていますかね??