【今矢の目】 EPL リバプール VS マンチェスター・ユナイテッド
【システム】
確かにシステムやフォーメーションを機能させるのは選手なのだが、この試合はアンカー付きの5−3−2のリバプールに対して、4−3−3のマンチェスターがハマっていた。
ビルドアップのところで、ガッチリとハマってしまう。
3バックで回そうとしても、ほぼ綺麗にマンツーマン。サイドに出てもマタとヤングが頑張るし、バレンシア、ブリンドの両サイドバックも強い。
CBも安定して2トップをあっさり抑える。コウチーニョにはほぼボールすら入らない。
【アンカーの差】
リバプールのアレンが効果的に繋げなかったのに対して、キャリックにはスペースがあり、フェライニとエレーラとリンクアップ。
真ん中のバトルのオーガナイズをしっかり出来ていなかったリバプールに対して、アレンにボールが入った時には直ぐにプレスが入っていたマンチェスター。
中途半端にスペースが生まれるリバプールの守備の隙をドンドンついてくる。
結局1失点目も誰がどのスペースを見るのかわからず、あっさりとスルーパスを通されてマタのフィニッシュで1−0。
【ジェラードのレッド】
後半開始からの怪我のララーナに代わって途中交代で入ったジェラード。
ホームファンの誰もが期待した投入。
だが・・・
僅か40秒でエレーラの足を踏みつけて一発退場!
【最悪の展開かと思われたが・・・】
ここでリバプールはシステムチェンジ。
4−4−1でMFの4枚はダイヤモンド。
これが綺麗に機能し始めて、後ろの4枚もスペースがわかりやすくカバーをし始めてルーニーの1トップに対してビルドアップでも剥がし始めれるようになる。
結果的にボールは動き、流れはリバプールに。
ディフェンスもキャリックのところにわかりやすく付くので、簡単にはボールが回らないしコースも限定され始める。
【2失点目】
難しいとこだが、一瞬チャンがラインを上げるのを遅れたように見えた。
結果、走り込んだマタはオフサイドにならなく、浮き球を豪快にジャンピングボレーで2−0。
流れが少し来ていただけに、この失点はリバプールにとって余計な失点だった。
【今後リバプールのシステムチェンジはあるのか?】
スターリッジが1点返すも反撃もそこまでで、終了間際のPKもルーニーが外して2−1、マンチェスター。ディマリアのプレーは流石だった。
今日の内容を踏まえて、これからリバプールがどういうシステムで戦っていくのかが楽しみ。