乗り物はありますか?
日本に来てから、5つぐらいの小学校で特別講師として「英語×サッカー」の授業を体育の時間を使ってやらせてもらいました。
もちろん、1クラス全員を対象なので男の子女の子、そしてサッカーをやっていない子達もたくさんいるわけです。
その中で授業が終わった後に、毎回子供達に伝えている事があります。
「サッカーは僕にとって、乗り物でした。」
(だいたいみんなの頭の中は????です。)
「歩けば近い所には行ける。
自転車があればもう少し遠い所へ。
電車や車があればもっと遠いところへ。
飛行機だと海外にも行ける。」
「英語は僕にとって、もっと大きな乗り物でした。」
「英語とサッカーという乗り物があったから、
色んな国でプレー出来て、色んな人達と出会えて様々な文化を経験する事が出来ました。
嬉しい事も苦しい事もいっぱいあったけど、これは全部英語とサッカーと言う乗り物が僕を連れて行ってくれた素敵な場所です。」
「今日だって、みんなに出会えたのもサッカーと英語のおかげです。」
「もちろん、みんなにとっての乗り物はサッカーや英語じゃないのかも知れません。
野球かもしれない、音楽かもしれない、料理なのかもしれない、俳優や女優になる事なのかもしれない。」
「ただ、伝えたいのはこれから自分にとっての乗り物を真剣に見つけていってください。」
「先生の言う事、お父さんお母さんや自分の事を応援してくれている人の事はしっかり聞いて自分の乗り物でたくさんの素敵な場所へ連れていってもらってください。」
【海外を視野に入れた選手育成 TOC 2013年度 セレクション】