今年も1年間ほんとにありがとうございました。
東京に来て1年8ヶ月。
選手を引退してからサッカーボールを見たくない日々が続きましたが、
去年の8月からTOCの活動をスタートしたのはやはり自分が今までの人生で学んだ多くの事はサッカーを通じてだからだと思います。

現役時代は、様々な文化、考え方の違い、人種差別、人間関係、サッカーの裏の世界等々、他にも色々とあったのですがその中で一つだけ間違いなく言える事はサッカーボール一つが全てを繋げてくれたという事です。

18年ぶりの日本は知らない人ばかりからのスタートでしたが、
人に会えば会うほど運が付くと思い、兄の会社で作ってもらった名刺を持ち、とにかく人に会いに行きました。
数えてみると半年間で400人ほどの方が僕に会ってくださいました。
日本語を含め（笑）勉強になった事が多く感謝しています。

その中でも特にT3のトム・バイヤーさん。
面白くて好きですが、何よりも尊敬しているのは、違う国に来て新しい言葉、文化を学び日本一大きなサッカースクールを立ち上げ、ジュニアサッカーコーチのアイコンとまでなった事。　
僕が例えば違う国に行ってその国の言葉を一から覚え、同じ事ができるかと言えばかなり厳しい…
ほんとに色々と教えていただき、助けていただき、ありがとうございました。
来年もまた一緒にお仕事が出来るのを楽しみにしています。

そして早稲田ユナイテッド社長の岩崎さん。
TOCの活動に最後の最後まで諦めずに付き合ってくれた人。
無料体験レッスンに一人も来ない日が続いた時も、振り返ればこの事もきっと笑えますよ、と励ましてくれました。
一人でコートに立ち、マーカーをセットし、ひたすら待ち続け正直言ってかなり恥ずかしく、自分は一体何をやってるんやろう？って思った事もよくありました。
そんな中でもビラ配りなども一緒に岩崎さんは行ってくれました。
ありがとうございます。

そして2009年、お会いできて一番嬉しかったのは
TOCの子供たち全員です！！

どの一日にも必ず奇跡があり、その奇跡を見つけようとする事が大事なんだと言いますがほんとに毎週毎週が貴重な時間です。
来年からは新しいカテゴリーも始めるので新しいTOCメンバーが入って来ます。
楽しみです。

上のビデオはスイスの時の試合前。（懐かしい。シドニーの家にあったので）
トンネルから入場して来る時に左の白いユニフォームで6番目が僕です。
TOCの子供たちにはこんな所じゃなくてもっともっと上のリーグでプレーしてほしいですね！
サッカーの世界じゃなく、違う道を選んだとしても、その世界で一番を目指してほしいです。

行動を起こす事が大事だというのは当たり前ですが、何をするにもやはり勇気がいります。
リスク、という言葉が頭をよぎると一歩踏み出せない時があると思います。
でも行動を起こさない方が結局リスクは高いはずです。

正しい判断、間違った判断があると思いますが、
僕は一日の中で出来るだけ多くの判断をしようと心がけています。
間違った判断の方が判断をしないよりは遥かに良いと信じています。

こんな僕ですが2010年も宜しくお願い致します。
皆さんも2009年は最後までお気を付けて最高のひと時を！
そして2010年も最高の年に！

今矢　直城

海外挑戦を視野に入れた選手育成コース
BEST ATHLETE IS BEST PERSON