僕が最も尊敬する日本人選手3人の内の一人目。
カズさんです。

僕が15歳ぐらいの時に、カズさんは日本代表としてシドニーに来ていました。
泊っていたホテルで偶然見かけました。
タオルを持ってジムへ…
その日の試合を出場停止で出れなかったため自転車で2時間、自主練。

シドニーＦＣに移籍した時は同じＡリーグにいたのにも関わらず、カズさんはわずか4試合の契約のため、一度も試合では当たらず。

その1年後ぐらい、僕が横浜ＦＣでオフシーズン中1週間ぐらい練習参加をした時。
カズさんが寄って来て一言、
「向こうにいた時テレビで見たよ。」
その後はシドニーの話などをしたのを覚えています。

週末に横河と練習試合。
その時カズさんはメンバーから外れ練習試合に同行。
正直、別にテスト参加じゃなくて単なる練習参加だった自分は35度の真夏の中、人工芝の上でやる気があったかと言えば、びみょー…

ましてや後半出場だった自分はパス交換など、ゆっくりと体を動かしていました。
その隣でスタメン11人がアップ。
その中でも一人だけ際立ってすんげえ走っている人がいた…
それがカズさんでした。

アップも終わって皆、控室に。
カズさん、「公式戦と一緒だからね！勝って当たり前だよ。相手は一個下のリーグのチームだぜ！」

メンバーから外されるってサッカー選手として一番辛い事。
ましてや、カズさんの実績でＪ２のチームからメンバー外にされるなんてありえない事なのにこの日一番気合が入っていたのはカズさん。
一番入っていなかったのは今矢直城…

前半、右からグランダーのクロスが入る。
人工芝の上をカズさんは一瞬もひるまず、スライディングで突っ込む。
チームの先取点はカズさん。

後半から出た僕も点を取り3－1ぐらいで試合は勝ったのですが、
何よりもカズさんのサッカーに対する気持ちが印象的でした。

Nao
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