フィジィ で体験したちょっとした 深イイ話

今回流れているこの曲は僕がシドニーに10歳で行った時、向こうで最初に気に入った曲です。
その時はただ、リズム感が好きとしか言いようがなかったんですが、今改めて歌詞を聞くと心を動かされます。

同じぐらいの時期、1989年6月5日には戦車の前に立ちはだかった青年がいました。

鉄のカーテンと言われたベルリンの壁は崩れて東ドイツの人々は壁を乗り越えて西ドイツへと…
しかし正直言って昨シーズン、旧東ドイツのチームとのアウェー戦でのホテル周辺ではまだまだ身の危険を感じた。
ホテルを出て散歩に行こうとしたら、「ナオキ、辞めといた方がいいよ」とキャプテンから言われました。

昔も今も、一人立つって事は本当に勇気がいる

僕の友人にはスダンからシドニーに来た人がいました。
学校がある日突然爆発され、気がつくと体の上には先程まで喋っていた友達らの腕や、体の破片が乗っかっており、
それを払い落としながら逃げてきたストーリーを聞かされた事がある。脇腹には銃弾の跡も…

家族が目の前で、撃ち殺されるのを見ながら生き延びてきた元チームメートでもあるリベリア人の話なども聞くと、自分がどんだけ幸せなのかと言う事を改めて考えさせられながらも、死ぬまでにはもっともっと世界を見てみたいと思う。
色んな国に行って、色んな人々の生活を見て、触れ合いたい。

昔20歳ぐらいの時、オフシーズン中にフィジィという、オーストラリアの上にある島に幸運にも助っ人として、1週間の全国大会に招待してもらった事があった。
5日間ぐらいの大会は毎日1万人以上観客が入る大きな大会である。
現地の選手たちと一緒の物を食べさせてもらったり、飲んだり、ひと時を一緒に過ごさせてもらった。

彼らが泊まってる場所は、「え?こんな汚い所に住んでるん??」が僕の正直な印象でした。
明らかに僕や一緒に行ったオージーの選手より貧しい暮らしで、出てきたご飯も何日も前から置いているような感じだったんですが、そのご飯を一生懸命僕らの為によそってくれていた…

そして何よりも印象的だったのが彼らは僕らより笑っていた。小さな幸せを大切にし、最終日に僕があげたサンダルを本当に喜んでくれていました。

今でも忘れられない僕の人生の中の一コマです。


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お久しぶりです。以前に連絡させていただいた大阪のヤスユキです。
お元気ですか?毎度、ブログ見させてもらっては勇気づけられています☆
是非この音楽のタイトル・アーティストを教えていただけませんか?

投稿者 YASU  : (2008年11月10日 21:54)

YASUさん、
お久しぶりです。

ブログを見て頂き有難うございます。
僕は何とかやってます。
相変わらず元気は元気ですね。
自分が好きな事、やりたい事をしようと努力をしています。
そこからエネルギーが来てるのかもしれません…笑

音楽のタイトルは Winds of change
アーティストは Scorpions
です。
気に入って頂けました??

投稿者 nao  : (2008年11月11日 03:34)